What is IDOL?

東京在住・ドルヲタ(アラサー女)がライブレポ等を綴ります

アイドルとは希望のことである~【レポ】モーニング娘。コンサートツアー2013秋~CHANCE!~(2013.11.24)

娘。秋ツアーのホール最終公演(残すはファイナルの日本武道館のみ)@横浜パシフィコ(11/24夜)に行ってきました。

いやー、良かった。ほんとに良かった。このツアー、もっと何回も行っとくべきだった。

帰りの電車の中で「この感動はTwitterの140字×数回くらいじゃ到底書き切れない…ブログだ!ブログを作るしかない!」と思い立ち、そのままの勢いで立ち上げたのがこちらのブログになります。

以下、早速レポ。思いの丈を書き殴ったらめちゃくちゃ長くなったので、暇な人におすすめ。

 

 

01.ワクテカ Take a chance(updated) +メンバー紹介VTR

トランプの兵隊風の衣装で10人が颯爽と登場!可愛い。近い(1階20列前後)。超可愛い。

結構動きにくそうな衣装(というより着ぐるみに近い)にも関わらず、ガンガン踊る。ガンガン歌う。その貫禄に初っ端から圧倒される。この子たち、こんなに堂々としてたっけ。

曲の途中で一旦捌けて、そのままメンバー紹介VTRへ。センスの古臭さに定評のあるハロプロですが、この紹介VTRはいつもカッコいいので好きです。ギャルゲーとか格ゲーのOPみたいですごくいい(褒めてます)。

 

02.愛の軍団

きたーーー!!

私はこの曲が本当に本当に好きで、もう悶えるほど好きで、中でも特に好きなのは1番サビの

本当に誰かを守りたけりゃ 他人の目なんて気になんない

の所の歌詞とメロディーと手をくるくる回す振り付け(可愛い)と、そして何より2番Bメロの

目的知らずこの世に生まれ 歳重ねた今

使命感的な何かが生まれてきたのは事実

ここ!!ここの歌詞!!!

 前半は道重ソロ、後半はそこに佐藤・小田が加わって3人のユニゾンになるんだけど、このフレーズをあの道重さんが朗々と歌い上げているというだけでもう号泣必至。

山口県で生まれ、「ダンゴムシが友達」という内気過ぎる少女時代を過ごし、ある日突然国民的アイドルグループの一員となるも、加入以降はさっぱり歌えず踊れずポンコツ扱いされ続け、立ち位置は常に後列、ミュージカルに出ても一言も台詞を貰えない、そんな苦境の中で半分ノイローゼのような日々を過ごし、それでも陰で密かにトーク技術の研鑽に励んでバラエティ進出に成功、一般層からのバッシングにも耐え抜いて知名度とポジションを獲得し、とうとう娘。のリーダーにまで登り詰め、同期であり同志であった田中・亀井の2人が卒業してしまった今も、唯一の成人メンバーとして大きく歳の離れた9・10・11期を率いながら「今のモーニング娘。をもっと知ってもらいたい!」と様々な所で発言する、そんな道重さゆみさん。(長い)

この歌詞は完全に彼女のためのものだ。“目的知らずこの世に生まれ 歳重ねてきた”彼女の中に今、“使命感的な何かが生まれて"きているのだ。

「今のモーニング娘。を世に広く知ってもらう」という大きな使命を背負って彼女は歌う。娘。を守るためなら、他のグループが人気全盛だろうが、落ち目と言われようが、“他人の目なんて気になんない”。さゆ神々しいよ、さゆ…!

そしてそこにユニゾンで入ってくるのが、9期のまーちゃん(佐藤優樹)と11期の小田さくらちゃんである。

歌唱メンとしての役割を自覚している小田ちゃんはまだしも、加入当初からその天真爛漫っぷりを発揮して破天荒な言動を繰り返し、娘。としての自覚どころか芸能人としての自覚もまだ育っていないように見えたまーちゃん。でも、ダンスも歌もあっという間に上達して今ではライブの中心メンバーになり、事あるごとに「もっと歌が上手くなりたい」「卒業したたなさたん(田中さん)のパートを全部引き継ぎたい」と意欲を見せるようになったまーちゃん。

“目的”を知らなかった彼女の中にも、娘。としての使命感が芽生え始めているのかもしれない……とか、そんなことが色々頭を巡ってしまうので、この曲を聴く時は常時涙目です。

「愛の軍団」とは間違いなくモーニング娘。自体のことで、この曲は今の、そしてこれからの彼女たちのテーマソングと言っても過言ではない。コンサートの冒頭を飾るにふさわしい曲。

 

~MC1~(挨拶)
03.ウルフボーイ
04.Moonlight night ~月夜の晩だよ~

狼っぽい曲(?)2連発。

エース鞘師(鞘師里保)の実力は勿論だけど、やっぱり小田ちゃんの加入で歌唱面がものすごく安定したなあと思う。何だかんだで小田ちゃん採ったのは大正解だよ。

 

05.THE マンパワー!!!(updated)
06.負ける気しない 今夜の勝負
07.Help me!!(updated)

シングルリリース当時(非ヲタだった)は「何この変な曲…」とドン引いてたし何なら今もそう思っているマンパワーですが、今の若いメンバーで見ると結構新鮮。ここでも鞘師と小田ちゃんのツインボーカルの安定感がすごい。

発表当初は「どんだけ複雑なフォーメーションだよ…ライブで再現できるのこれ?」とか思っていたHelp me!!も、今では当然のようにこなす。若い子の吸収力はハンパじゃないなあ(BBAの感嘆)。

 

~MC2(道重)~

さゆが一人残ってMC。まーちゃんに髪をセットしてもらったら超下手くそでライブ前にシャンプーし直す羽目になったけど、鞘師のシャンプーを借りられたから実は嬉しかったという話(だいぶ端折ってます)。

メンバーのキャラを生かしつつ(中でも個性の強いまーちゃんを使って確実に笑いを取り)、ヲタに非常に好まれる自身のロリコンネタをオチに持ってくるという、誰も損しない完璧な構成。もはや職人芸。

 

08.I WISH(updated)/9,10,11期

ここでまたしても涙腺決壊。

黄金期の名曲を新しくアレンジしているわけですが、正直、最初に音源を聴いた時は「何この糞アレンジ、ふざけんなよ」と思ったことを白状します。だって妙~にスローテンポで、原曲の持つ多幸感みたいなものが台無しになっている気がしたから。

ところがどっこい(古い)、現場で聴いてみたらす、す、素晴らしかった…!

星空をイメージした背景をバックに、さゆ以外の9人が並んで手を繋いでしっとり歌う。

人生って素晴らしい ほら誰かと 出会ったり恋をしてみたり

Ah 素晴らしい Ah 夢中で 笑ったり泣いたりできる

I wishの歌詞解釈では古くはこの記事などが有名なのかなと思いますが、私もこの曲はただの前向きソングじゃなくて「本当は人生は素晴らしいことばかりじゃないし、理不尽なことも絶望的なことも沢山あるけど、それでもせめて、素晴らしいんだって信じて生きていこうよ」という、ある種の諦念が織り込まれたメッセージソングだと思っています。

それを、未来を担う世代である彼女たち(平均年齢15.6歳)に今、歌わせることの意味。

私服風の衣装には所々にスパンコールが付いていて、光を浴びる度にキラキラ瞬いて、それはつんく♂が書く全ての歌詞に共通する「平凡な日常の中にある輝き」(これに関してはまたいずれ書きたい)をそのまま形にしたような衣装で、それを身に纏った彼女たちが今、この曲を歌うことの意味。

 

大人になってからの方がディズニーランドって楽しいなあ、と思ったこと無いですか?私はあります。何度もあります。

大人と呼ばれる年齢になって、世の中には夢も魔法も無いんだってよーく分かってしまったからこそ、「夢と魔法の王国」は一層光り輝いて見える。夢と現実の境目がくっきり見えるようになってから触れるファンタジーは、境目が曖昧だった子どもの頃に触れたそれよりずっとずっとファンタジック。

それはアイドルに関しても全く同じで、私はもうある程度の年数を生きてきて「人生って素晴らしい」とは信じにくくなってしまったし、「いつかきっと納得できるさ」と言われてもなかなか頷けなくなっているけれど、

それでもアイドルだけは、夢と未来に溢れた存在である彼女たちだけは、どんな時でも「人生って素晴らしい!」って高らかに歌っていてほしい。心からそう信じていてほしい。彼女たちがこれから夢中で笑ったり泣いたり、誰かと出会ったり恋をしたりして、そしていつか全てに納得する日がくるなら、やっぱりこの世界は素晴らしいって私も思えるような気がする。

そういうことを考えていたら本当に恥ずかしいぐらい泣けてきたので、必死で堪えました(大人だから)。

アイドルとは一体何なのか。それはつまり、希望のことです。

 

09.歩いてる(updated) ~ ラララのピピピ/道重ソロ

さっき散々書いたのでもう道重さんの持つ圧倒的な物語性については言及しませんが、書こうと思ったらまだあと100行は書けますが、とにかくここで皆さんにお伝えしておきたいのは「今の道重さゆみを見ずしてアイドルの『カワイイ』を語るべからず」ということ。それだけ。

ルックス、身のこなし、表情作り、目線の配り方、全てが完璧。誰が呼んだか、「アイドルのアイドル」。そう、アイドルが憧れるアイドル。アイドル of the アイドル。それが道重さゆみなのです。

なんでこんなカワイイか 罪な私

この歌詞が日本一、いや世界一ハマる24歳。唯一無二。

 

10.A B C D E-cha E-cha したい
11.坊や/道重・譜久村・飯窪・佐藤・工藤
12.ふんわり恋人一年生/生田・鞘師・香音・石田小田

だーいし(石田亜佑美)のキレキレダンス。飯窪さん(飯窪春菜)の爽やかな美貌。くどぅー(工藤遥)のハスキーボイス。生田(生田衣梨奈)のイケメンぶり。ズッキ(鈴木香音)の眩しい笑顔。

そして汗だくのフクちゃん(譜久村聖)が振りまく芳醇な無自覚エロス。芳醇?(もう自分でも何書いてるか分からなくなってきた)

 

~MC3(生田・鞘師・香音・石田・小田)~

ちょっと見ない間に、若手メンのMC運びが上達しまくっていて驚く。

特にズッキの回しの上手さは目を見張るレベル。あんなに的確に話を振ったり突っ込んだり捌いたりできる中学生いないよ(特にハロプロには)。生田に対する弄り方もいちいち正解。

 

13.ザ☆ピ~ス!(updated)
14.メドレー【そうだ!We're ALIVE(updated) ~ 君さえ居れば何も要らない ~ 愛され過ぎることはないのよ ~ 普通の少女A(佐藤工藤) ~ 地球が泣いている ~ アイサレタイノニ…(9期) ~ 3、2、1 BREAKIN' OUT! ~ ブラボー!】 

怒涛のメドレー。毎度思うけど、この子たちの持久力一体どうなってるんだ。

会場の盛り上がりも最高潮。私見だけど、ハロヲタは他に比べて「俺たちの盛り上がりも公演の一部だ(だから全力で盛り上がろう、楽しもう)」という感覚が強い印象がある。お客様気分じゃなく、演者サイドに寄り添っているというか(独特の振りコピ文化とも関係があるかもしれない)。だからここまでの一体感を作り出せるんだろうか。

 

15.One・Two・Three(updated)
16.ブレインストーミング

さらにシングル曲で畳み掛ける。ひたすらカッコいい。私は最近のEDM路線大好きです。

 

~MC4~

ラストの曲です、とさゆがゼーハー息を切らせながらMC。さゆ無理しないでさゆ。さゆはずっと座ってるだけでもいいんだよさゆ。

 

17.わがまま 気のまま 愛のジョーク

はい来ました神曲ー。知ってたわー。これが神曲って知ってたわー。

サビ部分でヲタによる「愛されたい!愛されたい!」の大合唱が起こるんだけど、これが癖になるほど気持ちいい。老若男女が声を揃えて「愛されたい!」と叫ぶ特殊な空間。人間の根源的な欲求ともいえるこの気持ちを、ここまで素直に表明して許される場が他にあるだろうか。

その大合唱に応える形で、1番・2番・大サビの最後にそれぞれ「愛されたああああああい」と声を張り上げるソロパートがある。挑むように吼える鞘師(1番)、祈るように歌うフクちゃん(2番)、涼しい顔でシャウトするまーちゃん(大サビ)。それぞれスタイルは違えど、彼女たちが「愛されたい」と願っている対象は同じかもしれないと思った。

それは会場内にいる私たちヲタ勢ではなく、他グループのヲタでもない。かといって、「モー娘ってまだやってたんだ~」と言い続ける無関心な大衆でもない。

彼女たちはきっと、この会場の何処かにいるかもしれない、けれど目には見えない“ステージの神様”のようなものに、今この瞬間もっと愛されたい、もっともっと輝きたい、と願っているのだと思う。昨日より今日、今日より明日、もっともっともっと高みへ。

その小さな身体からは想像もつかないほどドスのきいたシャウトを見せたまーちゃんは、最後の一瞬、不敵ににやりと笑ってみせた。だって彼女はもうとっくに愛されているのだ、ステージの神様に。

 

~(本編終了)~
~アンコール~
18.What is LOVE?

本ツアーで初披露の新曲だそうで、これまた良曲。個人的にはド真ん中。

たった一人を納得させられないで 世界中 口説けるの

 今の娘。の覚悟がそのまま反映されたような歌だなあと思う。

今年の紅白には手が届かなかったけど、それは確かに悔しいことだけど(果たして24日の時点でメンバーは紅白落選を知っていたんだろうか?)、でもこうやって目の前の一人ひとりを順番に納得させていけば、きっと日本中を口説ける日も来るよ。世界だって遠くないよ。ああ、また涙腺が(略

まーちゃんの"Is it necessary?"の発音の良さに痺れた。

 

19.OK YEAH

最後は、ライブの定番曲で盛り上がって締め。

「愛の軍団」のインストをBGMに、愛すべき10人の軍団員は大きく大きく手を振って去っていきました。

------------------------------------------------------------------------------------------

鳴り止まない「娘。最高!」コールを聞きながら会場を後に…しようと思ったんだけども、どうしてもどうしても心惹かれたので、

人生初のヲタTを買ってしまった。

 

f:id:crop0422:20131127210120j:plain

 

そして、行くつもりじゃなかった明日の武道館公演のチケットも急遽手配してしまった。

まーちゃんのヲタT着て、きっと行きます、明日。

これでいいのか27歳冬、いや、これでいいんだ!さあ、行こうか!